コミュニティ・アーカイブ・ミーティング ――能登・仙台・東京

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災害の現場から「コミュニティ・アーカイブ」を考える

市民の手によって、地域の記録を残し、活用していく「コミュニティ・アーカイブ」。そのスキルを、 複数の地域や経験を重ね合わせることから、広く共有するプログラムです。
記録を残すことは、出来事の記憶を伝えることにつながっています。とくに各地で頻発する災害の現場では、多くのものが失われる一方で風景や出来事を記録しようとする無数の試みが生まれています。

本プログラムでは、各地の災害にかかわり、活動を続けてきたメンバーが集まり実施します。
東日本大震災後に「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を開始し、市民の手で記録を残す、さまざまな活動のプラットフォームとなったせんだいメディアテーク、東京都、アーツカウンシル東京が、2011年から取り組んできたArt Support Tohoku-Tokyo、東京アートポイント計画「カロクリサイクル」などの知見も活用。2024年、大きな被害を受けた能登半島への応答のなかから、互いのスキルを共有するためのディスカッションを行います。

詳細

手法

  • 東京、仙台、能登をオンラインでつなぎ、定期的なディスカッションを実施する。
  • ディスカッションの記録は、順次Tokyo Art Research Lab ウェブサイトにてレポートを公開予定。

スケジュール

  • 第1回
    参加者それぞれがこれまで行ってきた「コミュニティ・アーカイブ」にまつわる取り組みと、災害の現場とのかかわり方について共有し合う。

 

  • 第2回
    記録の実践者と現地の人々のあいだのケアなど記録にまつわるソフト面と、記録をアーカイブしていくメディアや方法といったハード面についてディスカッションを行う。

 

  • 第3回
    震災後1年を経た能登半島における課題への取り組み方を、能登周辺の活動団体と協力しながら模索する。

 

  • 第4回
    能登半島での事例をもとに、記録を保存し活用するアーカイブのプラットフォーム制作における取り組みと課題について知る。

 

  • 第5回

    これまでのディスカッションを振り返りながら、コミュニティ・アーカイブの課題と可能性について考える。

主催

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)

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レポート