震災後に生まれた知恵や技術などが“声”となって交差するオンラインのラジオプログラム。
朗読や音楽、ゲストへのインタビュー、みなさんからのお便りなどを通して、“10年目のいま”に耳をすませます。
震災から10年目の2020年。東北の沿岸地域では復興工事が進み、新しいまちのかたちも見えてきました。かつての傷跡が探しづらくなってきた一方で、時間が経ったからこそ語れる言葉があるのではないでしょうか?
そうした言葉は、震災当初から活動を重ねてきた人たちだけでなく、当時こどもだった人たち、これから被災地域にかかわりたいという人たち、震災についてあらためて考えたい人たちなど、“その後”を生きるすべての人のなかにあるのだと思います。
この番組は、暮らす場所や被災体験の有無にとらわれず、“その後”に生まれた知恵、思想、技術、感情などが交差する場として、さまざまな人々の声を記録し、発信していきます。
※ 番組名「モノノーク」=物ごとの奥、みちのくという意味と、パーソナリティの桃生とNOOKを掛けた言葉。
「世の中のいろんなまちに“タウン誌”があるように、“音”でそれをつくれないだろうか」という考えから生まれた「千住タウンレーベル」。2016年秋から、公募で集まったタウンレコーダー(音の記者)とともにまちにくりだし、ボッタを焼く音、市場に響くだみ声など千住地域のさまざまな音を素材に、音源(音作品)を制作しています。この音盤を活用して、まちでさまざまなつながりを生み出す活動を行っています。
※本書は、東京アートポイント計画「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(2011年度~)の一環として制作されました。
目次
Side 1
1. イントロ
2. 記憶・声・千住
3. さんさ踊り・千住節
4. 千住D-1グランプリ 2017
5. 千住お店の声トラック 伊勢屋さん
6. Sound Portrait_Senju #00002 – Mother’s day-
Side 2
1. 師匠と囃子
2. tsu-na-ga-ru のボッタ
3. 千住お店の声トラック 鳴門鯛焼本舗さん
4. 電車エレクトロニカ ~北千住駅 大踏切と今~
5. seven clusters
6. さよなら、たこテラス
7. アウトロ
フィールドワークをベースとした作品を制作・発表しているアーティスト、mamoruと下道基行が中心となり結成した「旅するリサーチ・ラボラトリー」が、日本各地を旅しながら、フィールドワーク的手法とアウトプットの実践について様々な表現者へインタビューを行い、フィールドワークと表現の可能性について検証したプロジェクト「旅するリサーチ・ラボラトリーⅡ -フィールドワークと表現」の成果物。
三重から北海道まで12日間、総移動距離4479kmの旅リサーチ中に収録したポッドキャスト番組(全6回)を収録したCD-ROM、ポッドキャスト収録場面や各ロケーションのドキュメントフォトと旅にまつわるエッセイを収めたブックレットをリサーチの成果とし、移動の軌跡をあしらったケースを装丁としてまとめました。エッセイは、旅先で訪ねた山本命さん(松浦武四郎記念館主任学芸員)、紺川滋さん(遠野ユースホステル オーナー)、湧坂周一さん(羅臼郷土資料館前館長)の3名に寄稿いただいたほか、メンバーの下道基行、mamoruも執筆しています。
宮城県塩竈市伊保石地区の仮設住宅を拠点に、住民の声を聞く1日ラジオ放送局の開設や作曲ワークショップなどを実施した「アーティストラン!!イボイシステーション!!」。イボイシステーションの皆さんとつくった、ふるさと塩竈の歌『みなと、みなと』を収録したCDです。
※ 楽曲は以下のサイトからお聴きいただけます。
http://kurashio.jp/fukkou/minato_minato
目次
【収録曲】
①みなと、みなと
②みなと、みなと –カラオケバージョン-
【ボーナストラック】
「イボイシラジオステーション」オリジナルジングル