tarl

JOURNAL2 東京迂回路研究

発行日│2016.03.01

社会における人々の「多様性」(diversity)と「境界」(division)に関する諸問題に対し、フィールド調査とその報告から生まれる対話を通じて、“生き抜くための技法”としての「迂回路」(diversion)の研究を行うプロジェクト。本冊子は、「迂回路」をめぐる旅路で出会い、対話し、考え、見出したことを表すことを目的に制作した記録集の第2巻です。2015年度は「迂回路をさぐる」ことに加え、「迂回路をつなぐ」という、旅するなかで出会った人々の言葉を運び、伝え、新たな回路が生まれる種をまくような作業も始まり、その取り組みをまとめています。

目次
東京迂回路研究 撮影 齋藤陽道
はじめに
論考
研究デザイン:「迂回路」をさぐり、つなぐ方法―「対話型実践研究」を問い直す 三宅博子、長津結一郎、井尻貴子、石橋鼓太郎
1 フォーラム「対話は可能か?」
論考 共に生きるということを体感し、そのありようについて考える―フォーラム「対話は可能か?」を検証する 長津結一郎、三宅博子、井尻貴子、石橋鼓太郎
レポート
 1 前夜祭「幻聴妄想かるた」大会
  A 「妄想」が誘発するもの 長津結一郎
  B わかりあえる入口に立つ 東濃誠
 2 トークセッション「共に生きるということ」
  A 異なるままに、それでも、共に 井尻貴子
  B 「境界」と「共に生きる」 岩田祐佳梨
 3 ライブ「Living Together × 東京迂回路研究」
  A 「言葉」を「聴く」こと 石橋鼓太郎
  B 境界を愛するということ 岩川ありさ
 4 シンポジウム「対話は可能か?」
  A 言葉の終わるところで交わされる「ことば」 三宅博子
  B 対話と境界線の線の上に想いを馳せること 沼田里衣
2 もやもやフィールドワーク 調査編・報告と対話編・分析編
論考「もやもやフィールドワーク」を振り返って 三宅博子、井尻貴子、長津結一郎、石橋鼓太郎
調査ノート
 1 当事者研究全国交流大会/べてるまつり 石橋鼓太郎
 2 田んぼdeミュージカル 三宅博子
 3 国際基督教大学ジェンダー研究センター「ふわカフェ」 長津結一郎
 4 立石ディスコ・アフタヌーン 石橋鼓太郎
おわりに
巻末資料 平成27年度実施事業
附録 研究所日誌から
TOKYO DIVERSION RESEARCH [English Section]

監修|多様性と境界に関する対話と表現の研究所
執筆|長津結一郎、井尻貴子、三宅博子、石橋鼓太郎
寄稿|岩川ありさ、岩田祐佳梨、沼田里衣、東濃誠
編集|井尻貴子
翻訳|片桐聡
協力|若生帆波
撮影|齋藤陽道(P.1 ~ P.9 )、冨田了平(P.10 ~ P.96) 
装幀|吉村雄大(スタジオ・プントビルゴラ)
印刷|株式会社 シナノパブリッシングプレス
発行|アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)