The House of Atreus, Toshima-ku,Tokyo

ある場所にかつてのギリシャ悲劇の一家「アトレウス家」が住んでいたと設定し、現実のまちや建物と、ギリシャ悲劇に登場する家族の物語という二つのレイヤーを重ね合わせることで、そのきしみから浮かび上がる生活や記憶の姿を見つめる演劇プロジェクト。2011年度は『としまアートステーション構想』と連携し、劇場外演劇の公演や、移動型コミュニティラジオ、人材育成プログラムを展開しました。

The House of Atreus, Sumida-ku,Tokyo

「墨東(ぼくとう)エリア」のまちなかを舞台として開催された「墨東まち見世2010」にて、このエリアにかつてのギリシャ悲劇の一家「アトレウス家」が住んでいたという設定で展開した演劇プロジェクト。東日本大震災によって中止となってしまった「Part 3×4」を除く、「Part 1」と「Part 2」の記録の断片がまとめられています。

川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め ドキュメント2011

世界的なメトロポリスである東京を、ワークショップ・シンポジウム・トークなどを通して再考するとともに、そのプロセスを、一連のプロジェクトを通じて提示していく『川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め』。プロジェクトの実施拠点を隅田川エリアに設置し、木造の塔を構築します。

2011年度のプロジェクトは、東日本大震災を受け、方針を議論するところからスタート。ワークショップなどの様子を記録したポスター型のドキュメントです。

プロポーザル2011|川俣正・東京インプログレス

世界的なメトロポリスである東京を、ワークショップ・シンポジウム・トークなどを通して再考するとともに、そのプロセスを、一連のプロジェクトを通じて提示していく『東京インプログレス』。東日本大震災を受け、2011年度のプロジェクトは、より広域の視点からプロジェクトを展開しました。

本書では、「住まい方・生き方」をテーマにゲストと行ったディスカッションや、被災地やパリでのプロジェクトの構想スケッチなどを収録しています。

もくじ

東京インプログレス2011に向けて 川俣 正
東京を考える、語るⅢ 山本理顕×川俣 正

plan 東京
plan 岩手
plan パリ

川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め ドキュメント2010

世界的なメトロポリスである東京を、ワークショップ・シンポジウム・トークなどを通して再考するとともに、そのプロセスを、一連のプロジェクトを通じて提示していく『川俣正・東京インプログレス―隅田川からの眺め』。

2010年度は、都立汐入公園に佇む「汐入タワー」の建設と塔にまつわるワークショップを展開。タワー建設前に行った小学生とのワークショップでは手のひらサイズの塔や、塔の絵本を制作し、まだ見ぬ塔を思い描きました。また、タワーの建設にはアートコンストラクター講習会で技術を習得した参加者をはじめ、地域の方々の協力を得て工事が行われました。

もくじ

東京インプログレス2010 | 川俣 正

[対談] 谷川俊太郎 × 川俣正 二つの塔をめぐる, 二人のおはなし

プロジェクトドキュメント2010
Workshop01 手のひらの塔
Workshop02 塔の影
Workshop03 塔のおはなし
Workshop04 アートコンストラクター講習会
塔を建てる

ワールドインプログレス | ナント/エッセン/カマルグ/リヨン

プロジェクトスタッフ&サポーター

三宅島大学 平成23年度大学案内

『三宅島大学』は、三宅島全体を「大学」に見立て、さまざまな学びの場を提供する仕組みをつくるプロジェクトです。コンセプトや学びのプロセス、地元からの応援メッセージなどを紹介した大学案内をつくりました。

Scramble Crossing of Art 渋谷芸術祭関連事業「明日の神話」プロジェクト

東日本大震災後、「明日を創造する力」を被災者へ伝えるため、多くのアーティストやクリエイターが被災地を訪れています。「明日の神話」プロジェクトは、ウェブ上に震災復興のためのアートアクションのプラットフォームをつくり、アートによる復興支援活動を一層大きな力とするとともに、人と人とがクロスする場である渋谷駅周辺にて、アートによる震災復興支援活動を広く発信するためのプロジェクトです。

アーティスト・日比野克彦による、市民やこどたちとの「地震・津波・原発事故にも負けない人間の尊厳」をテーマにしたパフォーマンスが生まれたプロセスなどを記録しています。

淺井裕介 植物になった白線@代々木公園

2010年に新しくなった代々木公園の原宿門前広場で行われた、アーティスト・淺井裕介によるワークショップを紹介したリーフレットです。道路線やサインに使われるシートを使い、植物や動物の姿を表しました。

見て見て☆見ないで

2011年8月から2012年3月まで東京芸術劇場前の工事仮囲いに展示された、画家・福士朋子の作品を紹介するリーフレットです。仮囲いにより一時的に「見えなく」なる世界を、2次元と3次元をつなぐキャラクター「ラッキーちゃん」を通して、言葉と漫画によって表現しました。その制作プロセスを紹介し、また、リーフレットを広げると作品が一望できるようになっています。

ひののんフィクション2011ドキュメント

『ひののんフィクション』は、郊外にある「日野」を舞台に展開されるアートプロジェクトです。日野市の市民団体やNPOの活動の場として使われていた旧蚕糸試験場であり、2012年3月をもって「公園」になることが決まった仲田公園を、4組のアーティストがそれぞれ異なる視点から捉え、森が公園に「変わる」ことで生まれるさまざまな可能性、公園の新しい利用法を模索・提案しました。

もくじ

からだあそびの痕跡 楠原竜也
long long picnic. 中山晴奈
ひののんフィクションを語る 渡邊博朗、長田謙一、山口祥平、島田真衣、佐伯直俊、藤浪里佳
森をつかう wah document
森をならす 荒神明香