アートプロジェクトが立ち上がる土壌とは(六本木エリア)
執筆者 : 白坂由里
2019.12.20
アートプロジェクトはどのような環境で生まれ、展開していくのでしょうか。東京のなかでも、アートが息づくまち「立川」「谷中」「六本木」。それぞれの特色をもつ3地域で繰り広げられたアートプロジェクトの歴史を軸に、まちなかでのアートの実践について掘り下げます。
全3回のプログラムでは、各地域で活動する実践者たちをナビゲーターに、まちの変遷や時代ごとのアートシーンに精通しているアーティストや研究者らゲストも交えながら、平成の時代に育まれたアートプロジェクトへ迫ります。
立川エリアのナビゲーターは、多摩を中心に地域の住民とアーティストなどの文化が交差するスペースをつくる丸山晶崇(デザイナー)。ゲストの笠原出さん(美術家)に、若手作家が集まった共同スタジオ「スタジオ食堂」などについての話を聞きます。
谷中エリアのナビゲーターは、谷中のフィールドワークから『ぐるぐるヤ→ミ→プロジェクト』を立ち上げた富塚絵美(アートディレクター/パフォーマー)。ゲストの椎原晶子さん(地域プランナー/NPO法人たいとう歴史都市研究会理事長)と五十嵐泰正さん(筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授)とともに、谷中エリアとアートの関係性について考えます。
六本木エリアのナビゲーターは、六本木アートナイトの事務局長を務めた高橋信也(森ビル株式会社 顧問)。森美術館をメインに、六本木におけるアートがどのように変化してきたか、森司(アーツカウンシル東京ディレクター)と語ります。
ゲスト:笠原出(美術家)
ゲスト:椎原晶子(地域プランナー/NPO法人たいとう歴史都市研究会理事長)
五十嵐泰正(筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授)
ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])
各回1,500円/全3回通し受講4,000円