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これからのウェブサイトについて考える Webサイトは必要か? できること/できないこととその可能性を探る

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「東京プロジェクトスタディ2021 これからのWebサイトについて考える」という文字が書かれた、ウェブサイトの画面がイラストレーションで描かれている。そのなかには、パソコンのキーボードとスマートフォンのイラストがあるイメージ画像

「そもそもウェブサイトは必要なのか?」という問いを起点に、もやもやに向き合い、ウェブサイトづくりを再考する

2021年現在、世界中にはおよそ18億ものウェブサイトが存在していると推定されています。ウェブサイトは、いつの間にかなくてはならない身近な存在になりました。しかし、実際につくろうとすると、どこから考えはじめ、誰といくらくらいでどうつくるのか、悩みはつきません。さらに、SNSによる情報発信が主流となりつつある昨今、果たしてウェブサイトは最適なメディアなのでしょうか。

そこで今回は「そもそもウェブサイトは必要なのか?」という問いを起点に、ウェブディレクターの萩原俊矢とともに、ウェブサイトが得意なこと、苦手なことを探り、これからの可能性について探求します。ワークショップやディスカッション、国内外の先進的な事例のリサーチ、ゲストによるレクチャーなどを通じて、インターネットの歴史や動向を学び、ユーザーの姿(ペルソナ)やアクセシビリティなどについて考えていきます。これらの経験を通して、参加メンバーが自分の「指針/モノサシ」を獲得し、それぞれの現場にいかしていくことを目指します。

詳細

スケジュール

11月27日(土)10:15〜13:15
第1回 なぜいまウェブサイトについて考えるのか?

  • ガイダンス、自己紹介、ワークショップ
  • 仕事やプロジェクト、興味・関心について紹介し合う
  • 考えてみたいことや悩みを共有する
  • オンラインでのコミュニケーションツールを決める

12月18日(土)10:15〜13:15
第2回 あなたのウェブサイトの「ユーザー」とは誰なのか?

  • ウェブサイトのユーザーについて具体的に想像する
  • 誰が対象となっていて、誰が対象とはならないのか考える
  • それぞれの興味・関心に合わせてリサーチ

1月22日(土)10:15〜13:15
第3回 リサーチの報告会・勉強会

  • リサーチ結果の報告会
  • 国内外の参考事例を眺める
  • ディスカッション、質疑応答

1月26日(水)20:00〜22:00
第4回 ゲストレクチャー:伊敷政英(Cocktailz)

アクセシビリティの観点から、ウェブサイトにおけるエクスクルージョン/インクルージョンについて考える

2月5日(土)10:15〜13:15
第5回 「ユーザー」になりきって情報発信を考えよう&ウェブサイトづくりのお悩み相談会

  • あなたのプロジェクトとあなたのユーザーが出会う場所を想像しよう
  • お悩み相談会:ウェブサイトをどうやってつくる?
    (例)自分たちでなんとかする場合とプロと一緒につくる場合の違いや進め方、ツールなど

2月19日(土)10:15〜13:15
第6回 自分の目指すウェブサイトのあり方、報告会とディスカッション

  • スタディを通して見えてきた「自分らしいウェブサイトや、情報発信のあり方」を発表
  • 発表内容についてメンバー間で対話
  • まとめ

会場

基本はオンライン開催。状況に応じて、ROOM302(3331 Arts Chiyoda 3F[東京都千代田区外神田6-11-14-302])でのオフライン開催を設定する(ただしその際はオンラインも併用しつつ開催予定)

参加費

一般 9,000円/学生6,000円

関連サイト

東京プロジェクトスタディウェブサイト

ナビゲーターメッセージ(萩原俊矢)

インターネットや Web をとりまく状況は、日々猛スピードで変化しています。

1994年、誕生したばかりのYahoo! には、約2万4000件のホームページが手動で登録されていました。それが今では、世界中におよそ18億もの Web サイトが存在していると推定されています (*1)。

それにとどまらず、ソーシャルメディアによって誰もがインターネットに参加できるようになったことで、今では YouTube に1日あたり10億時間分もの映像がアップロードされ(*2)、インスタグラムには1秒間に約1157枚の画像が投稿されているそうです (*3)。

みなさんの存在や活動を、遠く離れた人たちへ伝えるために Web サイトは、きっと今も有用なツールだと思います。権威に頼らず自由に表現ができる数少ないプラットフォームであると考えています。同時に、ただ公開するだけではほとんど誰にも見てもらえない、という厳しい現実もあります。

ひとりの人が一生をかけても見きれないほどの情報がアップロードされ続けている今、私たちはWebサイトづくりとどう向き合うべきなのでしょうか。

この問いに答えがあるのかはわかりません。でも、わたしが日々Webサイトを作る仕事をするなかで考え続けているテーマではあります。

誰に、何を、どう届けるか。そうしたとき、誰に届かないのか。
みなさんがそれぞれのプロジェクトをエモーショナルに進めていく楽しさを大切にしながら、冷静に情報発信を考えられる「指針/モノサシ」を一緒に見つけることができれば、幸いに思います。

 

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