アートプロジェクトの現場から外国ルーツの若者の支援について考える
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2021年現在、世界中にはおよそ18億ものウェブサイトが存在していると推定されています。ウェブサイトは、いつの間にかなくてはならない身近な存在になりました。しかし、実際につくろうとすると、どこから考えはじめ、誰といくらくらいでどうつくるのか、悩みはつきません。さらに、SNSによる情報発信が主流となりつつある昨今、果たしてウェブサイトは最適なメディアなのでしょうか。
そこで今回は「そもそもウェブサイトは必要なのか?」という問いを起点に、ウェブディレクターの萩原俊矢とともに、ウェブサイトが得意なこと、苦手なことを探り、これからの可能性について探求します。ワークショップやディスカッション、国内外の先進的な事例のリサーチ、ゲストによるレクチャーなどを通じて、インターネットの歴史や動向を学び、ユーザーの姿(ペルソナ)やアクセシビリティなどについて考えていきます。これらの経験を通して、参加メンバーが自分の「指針/モノサシ」を獲得し、それぞれの現場にいかしていくことを目指します。
アクセシビリティの観点から、ウェブサイトにおけるエクスクルージョン/インクルージョンについて考える
基本はオンライン開催。状況に応じて、ROOM302(3331 Arts Chiyoda 3F[東京都千代田区外神田6-11-14-302])でのオフライン開催を設定する(ただしその際はオンラインも併用しつつ開催予定)
一般 9,000円/学生6,000円
インターネットや Web をとりまく状況は、日々猛スピードで変化しています。
1994年、誕生したばかりのYahoo! には、約2万4000件のホームページが手動で登録されていました。それが今では、世界中におよそ18億もの Web サイトが存在していると推定されています (*1)。
それにとどまらず、ソーシャルメディアによって誰もがインターネットに参加できるようになったことで、今では YouTube に1日あたり10億時間分もの映像がアップロードされ(*2)、インスタグラムには1秒間に約1157枚の画像が投稿されているそうです (*3)。
みなさんの存在や活動を、遠く離れた人たちへ伝えるために Web サイトは、きっと今も有用なツールだと思います。権威に頼らず自由に表現ができる数少ないプラットフォームであると考えています。同時に、ただ公開するだけではほとんど誰にも見てもらえない、という厳しい現実もあります。
ひとりの人が一生をかけても見きれないほどの情報がアップロードされ続けている今、私たちはWebサイトづくりとどう向き合うべきなのでしょうか。
この問いに答えがあるのかはわかりません。でも、わたしが日々Webサイトを作る仕事をするなかで考え続けているテーマではあります。
誰に、何を、どう届けるか。そうしたとき、誰に届かないのか。
みなさんがそれぞれのプロジェクトをエモーショナルに進めていく楽しさを大切にしながら、冷静に情報発信を考えられる「指針/モノサシ」を一緒に見つけることができれば、幸いに思います。