現在位置

  1. ホーム
  2. /
  3. プロジェクト
  4. /
  5. 2027年ミュンスターへの旅

2027年ミュンスターへの旅

青々とした緑の木々の間の道を3人が歩いている後ろ姿。太陽の光が差し込み、左には川が並走し、右には芝生が広がっている

ミュンスター彫刻プロジェクト招聘を目指して、まず東京で学び、試みる

1977年に開始したアートイベント「ミュンスター彫刻プロジェクト」は、日本における芸術祭やアートプロジェクトに多くの影響を与えていると言っても過言ではありません。

このプロジェクトでは、居間 theater(パフォーマンスプロジェクト)が、佐藤慎也(建築家)と、来たる2027年の第6回ミュンスター彫刻プロジェクトへの招聘を目指し、美術やパフォーマンスのための場や空間の歴史と変化を辿ります。そして、そのインプットをもとにした試演や実験を、まずはこの東京で行います。

ゲストは、村田真さん(美術ジャーナリスト)、小田原のどかさん(彫刻家/彫刻研究者)、今和泉隆行さん(空想地図作家)。ミュンスターをはじめとするヴェネチア・ビエンナーレやドクメンタといった国際的な芸術祭にかかわる多彩な方々とともに、ミュンスター以前の美術やパフォーマンスの歴史、またミュンスター以後の美術やパフォーマンスの変化を辿ることで、2027年のミュンスターにふさわしいプロジェクトの構造設計を探ります。

詳細

スケジュール

9月14日(金)19:00~22:00
第1回 ミュンスターへの傾向と対策

9月17日(月・祝)15:00~18:00
第2回 ミュンスターについて学ぶ

ゲスト:村田真 (美術ジャーナリスト)

10月21日(日)15:00~18:00
第3回 ぼんやり、もやもやと話す3時間

ゲスト:小田原のどか(彫刻家/彫刻研究者)

11月23日(金・祝)15:00~18:00
第4回 日本における彫刻について学ぶ

12月22日(土)15:00~18:00
第5回 フィールドワーク開始!

1月17日(木)15:00~18:00
第6回 上野・水道橋の彫刻31体を見る

1月19日(土)15:00~18:00
第7回 報告会に向けてのミーティング

1月27日(日)15:00~18:00
第8回 3回のフィールドワークから見えたこと

2月24日(日)
第9回 報告会パフォーマンス仕立てで大団円

進め方

  • 定例ミーティングを月1回程度開催
  • ゲストトークは、ゲストに次のゲストを紹介してもらうかたちで行う予定
  • ミュンスターにつながる情報や手がかりは随時共有し、そのあとの動き方を検討しながら進める
  • 居間 theaterのクリエイションの現場にて、リサーチやフィールドワークを実施
  • スタディの進捗に合わせて、試演や実験の検討をする
  • ROOM302を拠点とし、メンバーはROOM302の開室日に自主活動を行うことができる

会場

ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])

参加費

一般30,000円/学生20,000円

関連サイト

東京プロジェクトスタディウェブサイト

関連レポート

ナビゲーターメッセージ(佐藤慎也)

作品のための場である美術館や劇場に対し、生活の場である街に作品を置くことには、豊かさとともに難しさが存在します。40年以上前の作品がいまだに街に残るミュンスターでは、「10年おき」という長い間隔で開催されることにより、街と作品との関係が十分に考えられているとともに、作品に時代の変化がはっきりと現れています。次のミュンスターを考えるという馬鹿馬鹿しい問題設定は、目の前にある時代や街に対しても、重要なスタディとなることでしょう。

ナビゲーターメッセージ(居間 theater)

企画やプロジェクトをやるとき、居間 theaterはよくリサーチをします。

そのリサーチは基本、まじめと遊びがいっしょくたです。自分たちが面白いと思うことを、ときにまじめに、ときにふざけながら、探求したい。今回のスタディも、そんな心意気で進めていけたらと思います。

目指せ、2027! 行こう、ミュンスター!

スタディマネージャーメッセージ(坂本有理)

2017年のミュンスター訪問をきっかけに、ナビゲーターたちが強く抱いた夢を出発点に、東京でスタディを重ねます。芸術祭やアートプロジェクトが全国的に普及し、まちなかで作品と出会うことが珍しいことではなくなってきたいま、あらためて、まちなかでのプロジェクトをつくることについて考えていきます。

説明会映像

SHARE

レポート

東京プロジェクトスタディ シリーズ

アートプロジェクトの現場から外国ルーツの若者の支援について考える

これから求められる外国ルーツの若者に対する支援や仕組みづくりを考える
  • オンライン

これからのウェブサイトについて考える Webサイトは必要か? できること/できないこととその可能性を探る

「そもそもウェブサイトは必要なのか?」という問いを起点に、もやもやに向き合い、ウェブサイトづくりを再考する
  • オンライン

わたしの、あなたの、関わりをほぐす〜共在・共創する新たな身体と思考を拓く〜

異なる感覚をもつ他者との新たなコミュニケーションの回路をひらく
  • オンライン
  • 対面

Cross Way Tokyo 自己変容を通して、背景が異なる他者と関わる

メディアづくりを通して、自分とは異なるルーツをもつ人とかかわる
  • オンライン
  • 対面

トーキョー・スカルプチャー・プロジェクト 2027年ミュンスターへの旅

コロナ禍の東京で、いま可能なパフォーマンスのかたちを見つけ出す
  • オンライン
  • 対面

共在する身体と思考を巡って 東京で他者と出会うために

非言語のコミュニケーションやその身体性について議論を深める
  • オンライン
  • 対面

‘Home’ in Tokyo 確かさと不確かさの間で生き抜く

東京で‘Home’の感覚を保つ、日々の工夫を映像化する
  • 対面

東京彫刻計画 2027年ミュンスターへの旅

架空の芸術祭を通して、東京における「公共」について考える
  • 対面

続・東京でつくるということ 「わたしとアートプロジェクトとの距離を記述する」

エッセイを書くことを通して「東京でつくる」輪郭を探る
  • 対面

部屋しかないところからラボを建てる 知らない誰かの話を聞きに行く、チームで思考する

見知らぬ誰かの話を聞き、「いま知りたいことを、より立体的に知るための技術」の獲得を目指す
  • 対面

「東京でつくる」ということ 前提を問う、ことばにする、自分の芯に気づく

なぜ「東京でつくる」のか。前提を問うなかで思考の軸を捉え直す
  • 対面

自分の足で「あるく みる きく」ために 知ること、表現すること、伝えること、そしてまた知ること(=生きること)

アーティストの現場に触れながら、生きるための支えとしての「表現」を深める
  • 対面

Music For A Space 東京から聴こえてくる音楽

音楽産業と公共空間における音楽、両者が融合する可能性を議論する
  • 対面