ほくさい音楽博 Photo Document

「ほくさい音楽博」は、世界に名を轟かせた浮世絵師・葛飾北斎への尊敬の念を込めた音楽プログラムです。北斎の生誕地である墨田区周辺地域のこどもたちに、世界中の響きの美しい楽器に触れてもらい、その歴史を学び、練習を重ね、発表会を行っています。

本書は、記録写真やインタビューを通して、これまでの軌跡をアーカイブするフォトドキュメントです。

もくじ

ほくさい音楽博の1日

講師インタビュー
原田芳宏(スティールパン)
竹本京之助・鶴澤弥々(義太夫)
鳥居 誠(ガムラン)

プログラム紹介
開催データ

ほくさい音楽博の10年とこれから

松島湾の船図鑑

「つながる湾プロジェクト」は、宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点で捉え直す試みです。

本書は、漁船や貨物船、客船、取締船など、松島湾に浮かぶ多様な船についての図鑑です。

もくじ

はじめに

船について
 船
 船の種類
 船の部位・船名
 船の操縦で使われることば
 海域
 海図・標識・灯台
 浮力
 船で使われる単位
 海技士
 港
 ことばと漢字

松島湾について
 松島湾 27
 松島湾の特徴
 松島湾の地質・地形
 松島湾の恵み
 浦戸諸島と宮戸島

漁をする船
 松島湾の漁業
 延縄漁船
 巻き網漁船・底引き網漁船
 ノリ養殖の船
 カキ養殖の船
 漁業調査船
 「若鷹丸」航海士の話
 北転船
 ラッコ船
 漁業のはじまり
 ベテラン漁師の話

交易する船
 他地域との交易
 貨物船
 貨物船などにみられる設備
 千石船
 風に向かって進む帆船

戦う船・守る船
 海の安全を守る
 巡視船・取締船・警備艇・監視艇
 戦時中の船
 西洋式軍艦

日常の船
 暮らしのそばにある乗り物
 市営汽船・渡舟
 市営汽船の利用者の話
 船外機(小型船舶)
 御座船
 遊覧船

巻末エッセイ
索引
おもな参考文献

これからの文化を「10年単位」で語るために ― 東京アートポイント計画 2009-2018 ―

2009年に始動した、東京アートポイント計画の10年間の歩みを一冊にまとめました。

プログラムオフィサーが培った知見をまとめた「中間支援の9の条件」、事業の軌跡を年ごとに振り返った「これまでの歩み 2008→2018」、共催団体のパートナーとの対話を収めた「プロジェクトインタビュー」、これからの10年に向けた展望を語るインタビューやディスカッションなどで構成。巻末には、資料として、これまで発行してきた200冊のドキュメントのリストも掲載しています。

*本書について、こちらのブログ記事でも詳しくご紹介しています。

*本書の販売は終了いたしました。PDFダウンロードにてお読みいただけます(2022年1月26日)。

もくじ

はじめに 森 司
東京アートポイント計画とは
もくじ

SECTION1 中間支援の9の条件
1 「プログラムオフィサー」の職域を拓く
2 「協働」のかたちを探る
3 「拠点」づくりの要件を考える
4 「コミュニティ」が育つ環境をつくる
5 「事業予算」の適正規模を探る
6 「多様性」を保持する
7 「評価」の仕組みをつくる
8 「人材育成事業」と連携する
9 「アーティスト」に学ぶ

SECTION2 これまでの歩み 2008→2018
2008年 東京アートポイント計画「前夜」
2009年 動きながら事業基盤をつくる
2010年 現場に応答しながら、展開する
2011年 最も多い事業数の実施へ
2012年 事故から学んだ「組織」としてのふるまい
2013年 「プログラムオフィサー」のことばをつくる
2014年 東京アートポイント計画の第二創業期
2015年 組織改編がもたらした事業整理
2016年 風通しをよくするコミュニケーション
2017年 10周年に向けた棚卸しがはじまる
2018年 10年後を視野に入れた活動指針

SECTION3 プロジェクトインタビュー
縮小社会に向き合う、「看取り」のアートプロジェクト[東京スープとブランケット紀行] 羊屋白玉
逆境から生まれた、考える装置としてのアート[リライトプロジェクト] 林 曉甫+菊池宏子
答えの前で立ち止まり続けることで生まれる生態系[小金井アートフル・アクション!] 宮下美穂
「利き手」を封じたときに見える音楽のあり方[トッピングイースト] 清宮陵一
実験と失敗が広げる、「まち」という名の劇場[アトレウス家] 長島 確+佐藤慎也

SECTION4 東京アートポイント計画 2009→2029
「人」を財産にしながら、ちょっとずつ進む 小山田 徹
アートプロジェクトがつくる、地域の「居場所」 竹久 侑
東京アートポイント計画のこれまでとこれから 芹沢高志×太下義之×熊倉純子×森 司

おわりに 大内伸輔+坂本有理+佐藤李青

REFERENCES 資料
東京アートポイント計画の変遷 10年間の32のプロジェクト
ディレクター/プログラムオフィサープロフィール
外部委員一覧
ドキュメント一覧

地域と文化と制度の研究会

「災害」における文化的なアプローチについて議論を深める

アートプロジェクトは、日々現場で変化を繰り返しています。そこに伴走する中間支援もまた、あるべき機能や課題、論点を抽出し、定期的に検証する機会を設ける必要があるのではないでしょうか。

この研究会では、共通のテーマや似た属性をもつアートプロジェクトの中間支援の担い手が集まり、プログラムオフィサーやゲストを交えて意見交換を行います。横断的な交流のなかで洗い出された現場の課題から、中間支援のあり方を見直すのが目的。メンバーは、小川智紀さん(認定NPO法人STスポット横浜 理事長)、田中真実さん(認定NPO法人STスポット横浜事務局長)、戸舘正史さん(松山ブンカ・ラボ ディレクター)です。

今回のテーマは、文化事業として取り組むべきトピックのひとつである「災害」。阪神・淡路大震災の手記を編んできた高森順子さん(阪神大震災を記録しつづける会事務局長)から、これまで活動してきたなかで起きた団体の変化や、活動の終わり方について伺います。

*このプログラムは、「研究会プログラム」の一部として開催しました。

詳細

進め方

  • アートプロジェクトの中間支援についてのトピックを検討する
  • 研究会の開催、論点の抽出