これからの航路に向けて
2026.02.10
2026.02.10
この十数年の間に、わたしたちを取り巻く社会状況はめまぐるしく変化しました。これまでの考え方では捉えきれないような状況が次々と発生し、新たに炙り出される課題に応答するように、さまざまなアートプロジェクトが生まれました。しかしこのような状況は、どこかで一区切りつくようなものではなく、わたしたちはこれからもまた新しい状況に出会い、そのたびに自分たちの足元を見直し、生き方を更新する必要に迫られるでしょう。激しく変化し続けるこれからの時代に求められるアートプロジェクトとは、一体どのようなものなのでしょうか。
Tokyo Art Research Labの一環として2022年からスタートしたシリーズ「新たな航路を切り開く」では、2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらを取り巻く社会状況を振り返りながら、アートプロジェクト実践者の語りを中心とした映像資料の制作やゼミナール形式の演習の実施、アートプロジェクトと社会を軸とした年表づくり等を通じて、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えてきました。
本企画では、シリーズ全体をあらためて概観するとともに、tarl.jpのアートプロジェクト年表*の制作プロセスや機能を紹介し、その可能性について議論します。また、各プログラムを進めるなかで見えてきた、社会とアートプロジェクトの連関や変遷、広がりをもとに、これからの時代のアートプロジェクトのかたちと、それを支える学びの場について、ともに考えます。
*最新アップデートは2月20日の予定です