現在位置

  1. ホーム
  2. /
  3. プロジェクト
  4. /
  5. Music For A Space 東京から聴こえてくる音楽

Music For A Space 東京から聴こえてくる音楽

BACK
「Music For A Space To be audible from Tokyo」という文字の背景に、東京の都市を空から見下ろした風景が広がっている。中央に隅田川が流れ、ビルなどの建物が密集している

音楽産業と公共空間における音楽、両者が融合する可能性を議論する

2010年代に入り、音楽を取り巻く環境や産業構造は大きな転換期にあり、既存の音楽体験や聴取環境を超えていくような、さまざまな模索がはじまっています。一方、公共空間で展開するアートプロジェクトでは、音楽の可能性を拡張する試みがまちなかで行われています。

このプロジェクトでは、音楽産業と公共空間における音楽のあり方や融合の可能性を探ることを目指し、さまざまな角度から音楽に携わるゲストを招きディスカッションを重ねます。

ナビゲーターは、音楽ビジネスとアートプロジェクトを往来し続ける清宮陵一です。音楽産業が牽引するポップミュージックと、アートプロジェクトで用いられるパブリックサウンド。この両者のハイブリッドなあり方を、「経済活動」「社会活動」「実践」「消費」などの視点から音楽の現在地を表す座標軸を探り、「これまでと違う仕組みの音楽のありようをつくる」ことに挑みます。

詳細

スケジュール

9月19日(水)19:30〜22:00
第1回 音楽史と個人史を交差させる

10月12日(金)19:30〜22:00
第2回 参加型プロジェクトを紐解く

ゲスト:和田永(アーティスト/ミュージシャン)

10月25日(木)19:30〜22:00
第3回 ふたりのライターが見つめるもの

ゲスト:杉原環樹(ライター/インタビュアー)
名小路浩志郎(宮内俊樹)(音楽ライター)

11月14日(水)19:30〜22:00
第4回 フェスという形式の未来像

ゲスト:安澤太郎(野外フェスティバル『TAICOCLUB』オーガナイザー)

12月18日(火)19:30〜22:00
第5回 音と音楽、美術と音楽の境目

ゲスト:蓮沼執太(音楽家)

12月19日(木)19:30〜22:00
第6回 広告から公共へ音楽を展開する

ゲスト:ブルース・イケダ(クリエイティブスタジオJKD Collective 代表取締役社長)

1月17日(木)19:30〜22:00
第7回 振り返りながら足元を確認する

1月31日(木)19:30〜22:00
第8回 公共空間で音楽を響かせるために

ゲスト:白勢竜彦(Peatix Japanコミュニティ・マネージャー)
飯石藍(公共R不動産 コーディネーター)

2月13日(水)19:30〜22:00
第9回 オルタナティブという探究心

ゲスト:平野敬介(クリエイティブマンプロダクション)

2月14日(木)19:30〜22:00
第10回 音楽=魔法の起こる現場

ゲスト:zAk(エンジニア)

2月21日(木)19:30〜22:00
第11回 10回の活動を振り返って

2月24日(日)
第12回 報告会「現在地」を共有する

進め方

  • メンバー全員でのディスカッションを月2回程度開催する
  • スタディの進捗に合わせて、都内でゲストトークやフィールドワークを実施
  • ROOM302を拠点とし、メンバーはROOM302の開室日に自主活動を行うことができる

会場

ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])

参加費

一般30,000円/学生20,000円

関連サイト

東京プロジェクトスタディウェブサイト

関連レポート

ナビゲーターメッセージ(清宮陵一)

たったひとつのフレーズや考え方が、音という波に乗って直接人々の心に突き刺さる、音楽。ブライアン・イーノはアンビエントという仕組みをつくり『Music For Airports』で、聴取という行為に革命を起こしました。
それからちょうど40年、音楽を聴取する環境は多様化し細分化し、近頃は音楽を聴く行為と奏でる行為とが接近しているように感じています。だれもがふと音の中から音楽を見出し、それらを伝え残すことができたら、豊かな音楽が世界に溢れかえるのではないでしょうか。
活動を共にするゲストを多数お迎えして、これからの音楽について、じっくり考えてみたいと思います。

スタディマネージャーメッセージ(大内伸輔)

アートプロジェクトや芸術祭は多様化してきたけれど、その起源は美術にあって、未だ音楽は単発のイベントとして置かれることが多いのではないでしょうか。しかし、音楽家による独自の視点、リサーチ力、瞬発力、コンポジション(構造設計)の力は、まだまだ公にひらいていける、何かを発見できる、揺るがしていける。まだ見ぬ地平があるはずです。ともにその可能性について考え、新たな回路を身に着けていきましょう。

説明会映像

東京プロジェクトスタディ シリーズ

アートプロジェクトの現場から外国ルーツの若者の支援について考える

これから求められる外国ルーツの若者に対する支援や仕組みづくりを考える
  • オンライン

これからのウェブサイトについて考える Webサイトは必要か? できること/できないこととその可能性を探る

「そもそもウェブサイトは必要なのか?」という問いを起点に、もやもやに向き合い、ウェブサイトづくりを再考する
  • オンライン

わたしの、あなたの、関わりをほぐす〜共在・共創する新たな身体と思考を拓く〜

異なる感覚をもつ他者との新たなコミュニケーションの回路をひらく
  • オンライン
  • 対面

Cross Way Tokyo 自己変容を通して、背景が異なる他者と関わる

メディアづくりを通して、自分とは異なるルーツをもつ人とかかわる
  • オンライン
  • 対面

トーキョー・スカルプチャー・プロジェクト 2027年ミュンスターへの旅

コロナ禍の東京で、いま可能なパフォーマンスのかたちを見つけ出す
  • オンライン
  • 対面

共在する身体と思考を巡って 東京で他者と出会うために

非言語のコミュニケーションやその身体性について議論を深める
  • オンライン
  • 対面

‘Home’ in Tokyo 確かさと不確かさの間で生き抜く

東京で‘Home’の感覚を保つ、日々の工夫を映像化する
  • 対面

東京彫刻計画 2027年ミュンスターへの旅

架空の芸術祭を通して、東京における「公共」について考える
  • 対面

続・東京でつくるということ 「わたしとアートプロジェクトとの距離を記述する」

エッセイを書くことを通して「東京でつくる」輪郭を探る
  • 対面

2027年ミュンスターへの旅

ミュンスター彫刻プロジェクト招聘を目指して、まず東京で学び、試みる
  • 対面

部屋しかないところからラボを建てる 知らない誰かの話を聞きに行く、チームで思考する

見知らぬ誰かの話を聞き、「いま知りたいことを、より立体的に知るための技術」の獲得を目指す
  • 対面

「東京でつくる」ということ 前提を問う、ことばにする、自分の芯に気づく

なぜ「東京でつくる」のか。前提を問うなかで思考の軸を捉え直す
  • 対面

自分の足で「あるく みる きく」ために 知ること、表現すること、伝えること、そしてまた知ること(=生きること)

アーティストの現場に触れながら、生きるための支えとしての「表現」を深める
  • 対面
SHARE