アートと名付けられない創造力へ向かって 「ファンタジア!ファンタジア!」が墨田で考えていること
それまで当たり前だと思っていた考えを解きほぐす“対話” を生み出し、地域の文化資源の活用から“学びの場” を創出するプロジェクト「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―(通称ファンファン)」。プロジェクトを実践する中でファンファンが感じた、アートに近接する、まちづくり、福祉、ケア、教育などとのあいだのモヤモヤについて、2021年度の実践をもとに言葉につづりました。2021年度の活動記録に加え、ゲストとの鼎談や事務局メンバーの座談会等も収録しています。
微弱な創造力を、まちの中で、あるいは歴史の中で見つけていくためには、今まで自分たちが当たり前に信じてしまっていた「アート」の価値観やアートプロジェクトのある種の型について再考し、ときにはそれらを思いきって手放すことも必要でした。そうやって自分たち自身の〝当たり前〞 を疑い、想像の限界を更新していく作業こそが、ファンファンにとってのアートであり「安心して自分自身が変われる技術」だと言えるものです。(本書p.13)
青木彬、高村瑞世、遠藤純一郎、磯野玲奈、杉原環樹、綾女欣伸、最後の手段、加藤甫、高田洋三、高岡弘、…
2022.03.23
ウェブもやもや事典
ウェブ制作にあたっていちいち立ち現れる「モヤッとする疑問」と向き合い、折り合いをつけるためのモノサシを収集・公開しています。
萩原俊矢、西山萌、赤堀竜海、秋山きらら、小山晶嗣、邵琪、田村悠貴、千原凌也、細川紗良、水野雄太、明…
2022.03.31
アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年
1分間に最大1万個のシャボン玉を生み出す装置を数十個並べて、無数のシャボン玉で見慣れたまちを一瞬にして光の風景へと変貌させる現代美術家の大巻伸嗣のアートパフォーマンス、Memorial Rebirth(通称:メモリバ)。
足立区千住では、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の一環として、2012年3月にいろは通りから始まり、区内の小学校や公園など毎年場所を変えながらリレーのバトンのように手渡され、展開してきました。
本書は、「Memorial Rebirth 千住」が歩んだ約10年を、絵物語、事業にかかわってきた人の声、そして多様な評価分析の手法でひもときます。
「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」 事務局、東京藝術大学熊倉純子研究室、熊倉純子、熊倉純子、藤…
2022.03.17
Artpoint Reports 2021→2022
『Artpoint Reports 2021→2022』は、一年を振り返りながら、ちょっと先の未来について語るレポートです。
川村庸子、佐藤恵美、杉原環樹、高橋創一、北岡誠吾、坂本有理、岡野恵未子、森司、株式会社歩プロセス
2022.03.25
千住の1010人 from 2020年《2021年を作曲する アジアだじゃれ音Line音楽祭》
オンライン参加型企画とまちの風景を編集した音楽映像作品
野村誠、甲斐田祐輔、野村誠、だじゃれ音楽研究会、佐久間新、アナン・ナルコン、メメット・チャイルル・…
2022.03.12
アーティスト・プログラム in 神津島『くると盆栽流し』『景色から染まる色』 記録映像
『HAPPY TURN/神津島』が2021年度に実施した「アーティスト・プログラム」の記録映像です
一般社団法人シマクラス神津島、NUMA FILMS
2022.03.05
映像作品 アサダワタル コロナ禍における緊急アンケートコンサート「声の質問19 / 19 Vocal Questions」
「19個の質問」と回答をもとにしたコンサートを記録する映像作品
田中未知 「質問」 (1977)、アサダワタル、熊倉純子、中川裕貴、長島確、後藤寿和 (gift_lab)、大城真、岡…
2022.02.12
イミグレーション・ミュージアム・東京 多国籍美術展「わたしたちはみえている –日本に暮らす海外ルーツの人びと–」 記録映像
多文化社会のありようを多角的に体感する展覧会の記録映像
NPO法人音まち計画、岩井成昭
2022.01.31
相手から見たときの指文字/自分から見たときの指文字
「相手から見たときの指文字(読み取り用)」と「自分から見たときの指文字」の一覧表です。
河合祐三子、瀬戸口裕子、齋藤彰英、櫻井駿介、嘉原妙、櫻井駿介
2021.12.17
東京プロジェクトスタディ1 共在する身体と思考を巡って ー東京で他者と出会うためにー
写真家、ダンサー、インタープリター(通訳者・解釈者)とともに、身体性の異なる人々の世界に触れながら、“ことば”による表現だけではないコミュニケーションの在り方を探り、その可能性について考えた「スタディ1|共在する身体と思考を巡って 東京で他者と出会うために」。
本書は、プログラムのなかで行われた議論やワークショップの様子、スタディに取り組みながら考えたことを、ナビゲーターや参加者自身が綴ったアーカイブブックです。
大塚拓海、伊藤聖実、加藤甫、木村和博、佐藤卓也、鍾淑婷、十代田詠子、南雲麻衣、原口さとみ、山田裕子…
2021.07.30
東京プロジェクトスタディ2 Tokyo Sculpture Project Rehearsal Book
Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」の一環として行われた「東京プロジェクトスタディ」。
ドイツの芸術祭「ミュンスター彫刻プロジェクト」を考えることから始まったこのスタディ2は、彫刻、公共、東京、美術/演劇、などのキーワードを元に2018年から3年間実施されました。
本書では、活動の流れとそのなかで交わされたことば、そして活動のなかで生まれたさまざまな問いを記録しています。
※本書は2018年度「2027年ミュンスターへの旅」、2019年度「東京彫刻計画―2027年ミュンスターへの旅」、2020年度「トーキョー・スカルプチャー・プロジェクト―2027年ミュンスターへの旅」の取り組みをもとに制作しました。
東彩織、稲継美保、宮武亜季、山崎朋、佐藤慎也、稲継美保、加藤甫、冨田了平、堀切梨奈子、福岡泰隆
2021.07.30
東京プロジェクトスタディ3 Cross Way Tokyoー自己変容を通して、背景が異なる他者と関わる
自分とは異なるルーツを持つ人とコミュニケーションをとろうとするとき、何かしらのハードルを感じる人は多いのではないでしょうか。
この冊子は、東京プロジェクトスタディ3「Cross Way Tokyo ー自己変容を通して、背景の異なる他者と関わる」のプロセスをまとめたドキュメントブックです。スタディでの活動のなかで生まれた議論、思考を記録した「スタディ」パート、スタディを通して立ち上げたメディアを紹介する「メディア」パート、2つのパートで構成されています。
阿部航太、鷲見洋之、上地里佳、阿部航太、上地里佳、株式会社サンニチ印刷
2021.07.12
映像プログラム「手話と出会う」
河合祐三子、瀬戸口裕子、嘉原妙、櫻井駿介、齋藤彰英
2021.07.28
つたえる、うけとる、つたえあう ― interpret 新たなコミュニケーションの在り方をみつけるために ―
本書は、視覚身体言語と音声書記言語の特性によって変化するコミュニケーション表現や思考について、手話通訳という存在・役割に着目し、「間」に立つものの視点やつたえ方、受け取り方、読み取りの技術を通して「つたえる、つたえあう」について、改めて捉え直そうとするものです。
コミュニケーションについて手話通訳の視点から解きほぐそうとするパートとそれらの内容と連動する「Communication Card 」、手話通訳者・翻訳者による座談会やコラム、筆者・和田夏実がナビゲーターとして携わった「東京プロジェクトスタディ1|共在する身体と思考を巡って─東京で他者と出会うために─」(2020年度)での実践の中で得た気づきなどで構成しています。
※本書は、2020年度「アセンブル4|伝える・わかるを考える Interpret○▲□」の取り組みをもとに制作いたしました。
和田夏実、南雲麻衣、田中清、瀧尾陽太、小松智美、吉田亜紀、瀧澤亜紀、田中結夏、米内山陽子、藤木和子…
2021.07.30
あなたの暮らし、どんなカタチ?
自分たちの住むまちを、より魅力的で生きやすい「誰もが自由に表現できるまち」にしたい。
府中市を中心に、日々の生活に視点を向けた、身近なところにある「表現」を通して「だれもが表現できるまち」を目指すプロジェクト「Artist Collective Fuchu[ACF]」。アーティストのみならず、職種や年齢も多様なメンバーが集うACFが、これまでのあゆみを振り返りつつ、未来に向けた新たな取り組みを、さまざまな人たちと共に進めていく架け橋とするために本冊子を制作しました。
NPO法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウ(ACF)、(株)アンテナ、ズアン課、鈴木アサコ、清田大介…
2021.05.31
FIELD RECORDING vol.05 特集:自分のことを話す
『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。
佐藤李青、川村庸子、嘉原妙、内田あみか、株式会社山田写真製版所、森司
2021.03.11
震災後、地図を片手に歩きはじめる
Art Support Tohoku-Tokyoを担当してきたプログラムオフィサーが、この10年の経験を、11の出来事から振り返ります。
佐藤李青、川村庸子、高橋創一、高橋創一、加藤賢策・奥田奈保子(LABORATORIES)、株式会社八絋美術
2021.03.11
松島湾の大図鑑
「つながる湾プロジェクト」は宮城県松島湾とその沿岸地域の文化を再発見し、味わい、共有し、表現することで、地域や人・時間のつながりを「陸の文化」とは違った視点でとらえなおす試みです。本書は、2016年から発行してきた『松島湾のハゼ図鑑』、『松島湾の牡蠣図鑑』、『松島湾の船図鑑』、『松島湾の遺跡図鑑』の4冊を1冊にまとめて少し加筆した本です。
いま僕の目には、この海が前より美しく見える。10年前に大きな災害を経験したこともその要因の一つではあるけれど、たぶんそれだけでもない。図鑑制作を通して知ったひとつひとつのことが僕の中で網のようにつながり、あるいは油絵具のように層をなし、景色の見え方が立体的になっているのだと思う(「おわりに」より)。
9days DESIGN、加藤貴伸、伊藤一武、伊藤博、大島達樹、筧茂穂、神山孝史、川畑栄彦、川畑俊夫、川畑雪江…
2021.03.31
ほやほや通信 第2号
岩手県釜石市の「かまいしこども園」の活動紹介と、子どもたちへの遊びのきっかけを盛り込んだフリーペーパーです。ホヤといえば、釜石市民におなじみの海産動物を思い浮かべるかもしれませんが、「ほやほや」という言葉には、【1.でき上がったばかりで、柔らかく湯気の立っているさま。2.その状態になったばかりであるさま。3.声を出さず、にこやかに笑うさま。ほくほく。】といった意味があります。かまいしこども園と子どもたちが生み出す“ほやほや”な出来事をお召し上がりください。
社会福祉法人愛泉会 幼保連携型認定こども園 かまいしこども園、一般社団法人 谷中のおかって、小林英治、…
2021.01.06
千住の1010人 from 2020年 『around SUMIDAGAWA』
「船」をつかった演奏実験をまとめた2020年の記録
野村誠、佐久間新、だじゃれ音楽研究会、櫻井駿介、西川汐、石橋鼓太郎、吉田武司、山碕桜、永井達基、屋…
2021.03.26
千住の1010人 from 2020年「2020年を作曲する 世界だじゃれ音Line音楽祭」
1010人の演奏者たちが集うはずだった場所の風景を組み合わせて作曲・編集した音楽作品
野村誠、甲斐田祐輔、だじゃれ音楽研究会、佐久間新、Anant Narkkong、Memet Chairul Slamet、Gangsadewa…
2021.03.12
TERATOTERA 2010→2020 ボランティアが創ったアートプロジェクト
JR中央線の高円寺・吉祥寺・国分寺という“3つの寺”を繋ぐ周辺地域で展開しているアートプロジェクトTERATOTERA(テラトテラ)。本書は、10年間の取り組みを、企画の中心を担うボランティアスタッフ「TERACCO」が中心となり、まとめあげたドキュメントです。事務局やTERACCO、アーティストなど、事業にかかわる様々な人々が声を寄せました。
年代も立場も異なる様々な人々が集い、それぞれの技能と経験を生かして愉しみつつ協働する。そうした在りようが「放課後」に重なって見えたのです。(p.161)
小川希、高村瑞世、森ゆうな、西岡一正、トール至美、Ryan Holmberg ライアン・ホームバーグ、株式会社グ…
2021.03.11
Art Archive Online(AAO)/エイ!エイ!オー!
NPO法人アート&ソサイエティ研究センター、井出竜郎、川俣正、日比野克彦、田口智子、小田井真美、石井瑞…
2021.01.29
アサダワタル 千住タウンレーベル「聴きめぐり千住!Vol.2」 記録映像
「千住のまち」をテーマに制作した曲を辿るイベントの記録
アサダワタル、シマダカズヒロ、VNDO、sasakimakoto、アサダワタル with 千寿桜堤中学校5期生、よこ笛、ya…
2020.12.12
10年目をきくラジオ モノノーク
震災後に生まれた知恵や技術などが「声」となって交差するオンラインのラジオプログラム。朗読や音楽、ゲストへのインタビュー、みなさんからのお便りなどを通して、「10年目のいま」に耳をすませます。
>YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/c/mononook
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震災から10年目の2020年。東北の沿岸地域では復興工事が進み、新しいまちのかたちも見えてきました。かつての傷跡が探しづらくなってきた一方で、時間が経ったからこそ語れる言葉があるのではないでしょうか?
そうした言葉は、震災当初から活動を重ねてきた人たちだけでなく、当時こどもだった人たち、これから被災地域にかかわりたいという人たち、震災についてあらためて考えたい人たちなど、「その後」を生きるすべての人のなかにあるのだと思います。
この番組は、暮らす場所や被災体験の有無にとらわれず、“その後”に生まれた知恵、思想、技術、感情などが交差する場として、さまざまな人々の声を記録し、発信していきます。
※ 番組名「モノノーク」=物ごとの奥、みちのくという意味と、パーソナリティの桃生とNOOKを掛けた言葉。
瀬尾夏美、桃生和成、中村大地、一般社団法人NOOK、中村大地、瀬尾夏美、小森はるか、福原悠介、濱田直樹…
2020.06.27
ほやほや通信 第1号
岩手県釜石市の「かまいしこども園」の活動紹介と、子どもたちへの遊びのきっかけを盛り込んだフリーペーパーです。ホヤといえば、釜石市民におなじみの海産動物を思い浮かべるかもしれませんが、「ほやほや」という言葉には、【1.でき上がったばかりで、柔らかく湯気の立っているさま。2.その状態になったばかりであるさま。3.声を出さず、にこやかに笑うさま。ほくほく。】といった意味があります。かまいしこども園と子どもたちが生み出す“ほやほや”な出来事をお召し上がりください。
社会福祉法人愛泉会 幼保連携型認定こども園 かまいしこども園、一般社団法人 谷中のおかって、小林英治、…
2020.10.01
オンライン報奏会
福島県いわき市にある県営復興団地で行っている「ラジオ下神白 あのときあのまちの音楽からいまここへ」の「報」告会でありながら、演「奏」会でもある、オンラインでの集いです。
アサダワタル、鈴木詩織、一般社団法人Teco、伴奏型支援バンド(BSB)、小森はるか、川村庸子、いとうせい…
2020.11.02
ディスカッション 2020
田中伸弥、冨永美保 + 林恭正 (tomito architecture)、小田井真美、大橋香奈、大谷悠、茂原奈保子、上地…
2020.11.10
TERATOTERA祭り2020 アーカイブ映像
TERATOTERA(テラトテラ)が2020年に開催したオンライン企画のアーカイブ映像
一般社団法人Ongoing
2020.10.15
東京アートポイント計画からのお知らせ(2020)
プログラムオフィサーによる2020年度の企画や活動を掲載したレター
2020.08.15