Tokyo Art Research Lab「思考と技術と対話の学校」の一環として行われた「東京プロジェクトスタディ」。 ドイツの芸術祭・ミュンスター彫刻プロジェクトを考えることからはじまった「Tokyo Sculpture Projec」は、彫刻、公共、東京、美術/演劇、などのキーワードをもとに、2018年度から3年間活動しました。
本書では、活動の流れとそのなかで交わされた言葉、そして活動のなかで生まれたさまざまな問いを記録しています。
もくじ
まえがき 佐藤慎也
プロローグ
エピソードⅠ 二〇二七年ミュンスターへの旅
エピソードⅡ 東京彫刻計画
エピソードⅢ トーキョー・スカルプチャー・プロジェクト
エピローグ
あとがき 居間 theater
おわりに 坂本有理
自分とは異なるルーツをもつ人とコミュニケーションをとろうとするとき、何かしらのハードルを感じる人は多いのではないでしょうか。
本書は、東京プロジェクトスタディ3「Cross Way Tokyo ー自己変容を通して、背景の異なる他者と関わる」 のプロセスをまとめたドキュメントブックです。スタディでの活動のなかで生まれた議論、思考を記録した「スタディ」、スタディを通して立ち上げたメディアを紹介する「メディア」の二つのパートで構成されています。
もくじ
このスタディを企画した経緯
「自己変容を通して、背景が異なる他者と関わる」というテーマについて
なぜメディアを立ち上げるのか
出会うことと語ること、そしてその理由
他者は理解できない
揺れる/ミャンマー
上海と水元公園と子ども
ゆるやかな変容のはじまり
スタディを通して立ち上がったメディア群
アートプロジェクトの現場で使える手話を学ぶ
わたしたちは、他者とどのようにコミュニケーションをとっているのでしょう? 相手の表情や視線、声の温度感、言葉の選び方、身ぶり手ぶり。一度そこに意識を向けてみると、一瞬のうちにさまざまなサインを受け取っていることがわかります。
異なる背景をもつ人々が集い、語り合い、ともに活動するアートプロジェクトでは、日々さまざまなやりとりが交わされています。プロジェクトの場や時間をより豊かにしているのはその多様なコミュニケーションである、と言っても過言ではありません。視覚身体言語である「手話」も、そのひとつです。
この講座は、視覚身体言語「手話」での応対やアートプロジェクトのアクセシビリティ環境を更新していく視点を育成するための手話講座のアドバンス編です。手話・身体表現ワークショップ講師である河合祐三子さんと手話通訳士の瀬戸口裕子さんを迎え、アートプロジェクトの現場でよく交わされる会話をもとに、オンラインでつなぎながらロールプレイングで手話での対話を練習し、実践の場でいかすことを目的としています。実際にろう者をゲストに迎えて、ろう者とのコミュニケーションのポイントも体感しながら学びます。
詳細
スケジュール
A日程|10月16日(土)・10月23日(土)10:00〜15:00
B日程|11月13日(土)・11月20日(土)10:00〜15:00
※どちらも講座内容は同じです。
1日目
10:00〜12:00 アートプロジェクトの現場で使われる手話表現を学ぼう
ガイダンス&自己紹介
アートプロジェクトの現場でよく交わされる会話と手話表現のポイント
(例)事業案内、受付、問い合わせ、注意アナウンス等 ・美術館の道案内「手前」ってどこ?
「ちょっと」の表現
13:00〜15:00 実際に会話を体験しよう
ろう者と聴者の会話の特徴とは?
ローコンテクストとハイコンテクスト、ろう文化を理解しアートプロジェクトの運営にいかそう
2日目
10:00〜12:00 ろう者との会話を体験しよう
会話のシーンを想定して、ろう者とのコミュニケーションを体験する
(例)受付対応、チケット販売、問い合わせ対応等
振り返り
13:00〜15:00 ろうゲストとの会話を体験しよう
会話のシーンを想定して、ろうゲストとのコミュニケーションを体験する
(例)受付対応、チケット販売、問い合わせ対応等
振り返り
まとめ
参加費
各10,000円
映像プログラムを復習しながら、オンラインで手話を学ぶ
2021年より公開している手話の映像プログラム「手話と出会う 〜アートプロジェクトの担い手のための手話講座 基礎編〜」を視聴いただいた方を対象にした「ミートアップ」プログラムを開催します。映像プログラムの内容にそって復習しながら、講師や参加者とオンラインで対面し手話を実践します。視覚身体言語「手話」の基礎を学び、体感するのみならず、ろう文化やろう者とのコミュニケーションについて考えてみませんか?
この映像プログラムでは、手話・身体表現ワークショップ講師である河合祐三子さんと手話通訳士の瀬戸口裕子さんを迎え、数字や曜日、職業などの身近なテーマから、手話の成り立ちや会話の基礎を学びます。また、手話の言語的な側面から、ろう者とのコミュニケーションやろう文化についても考えていきます。
詳細
スケジュール
8月11日(水)20:00~21:30
第1回 手話の基本表現について
9月1日(水)20:00~21:30
第2回 自分のことを伝えてみる
9月15日(水)20:00~21:30
第3回 仕事のことを伝えてみる
9月29日(水)20:00~21:30
第4回 CL表現を学ぶ
参加費
各1,000円/全回通し4,000円
アートプロジェクトの現場で使える手話の基礎を学ぶ
わたしたちは、他者とどのようにコミュニケーションをとっているのでしょう? 相手の表情や視線、声の温度感、言葉の選び方、身ぶり手ぶり。一度そこに意識を向けてみると、一瞬のうちにさまざまなサインを受け取っていることがわかります。
異なる背景をもつ人々が集い、語り合い、ともに活動するアートプロジェクトでは、日々さまざまなやりとりが交わされています。プロジェクトの場や時間をより豊かにしているのはその多様なコミュニケーションである、と言っても過言ではありません。視覚身体言語である「手話」も、そのひとつです。
この映像プログラムでは、手話・身体表現ワークショップ講師である河合祐三子さんと手話通訳士の瀬戸口裕子さんを迎え、数字や曜日、職業などの身近なテーマから、手話の成り立ちや会話の基礎を学びます。また、手話の言語的な側面から、ろう者とのコミュニケーションやろう文化についても考えていきます。
VIDEO
1-4 ろう文化を知る(1) ろう者と聴者の時間感覚
VIDEO
2-4 ろう文化を知る(2) ろう者と聴者の会話の特徴
VIDEO
3-4 ろう文化を知る(3) ろう者とのコミュニケーション①
VIDEO
4-4 ろう文化を知る(4) ろう者とのコミュニケーション②
詳細
スケジュール
第0回 講師紹介
第1回 手話の基本表現について
1-1 見ることに慣れよう
1-2 手の動きに慣れよう
1-3 度合いに慣れよう
1-4 「ろう文化」を知る(1)
第2回 自分のことを伝えてみる
2-1 NMM(非手指要素)について
2-2 趣味、嗜好を伝えてみよう
2-3 YES/NOを伝えてみよう
2-4 「ろう文化」を知る(2)
ろう者と聴者の会話の特徴
第3回 仕事のことを伝えてみる
3-1 職業・役割の表現①
3-2 職業・役割の表現②
3-3 チケット窓口、受付での対応
3-4 「ろう文化」を知る(3)
第4回 CL表現を学ぶ
4-1 目で見たままを伝えてみよう
4-2 CL表現①
4-3 CL表現②
4-4 「ろう文化」を知る(4)
第5回 ポイント編
5-1 間違いやすい手指のかたち
5-2 手指で表す奥行き・厚み
5-3 TPOによる手話の使い分け
5-4 聴者とろう者の会話の特徴
参加費
無料
この映像プログラムでは、手話・身体表現ワークショップ講師である河合祐三子さんと手話通訳士の瀬戸口裕子さんを迎え、数字や曜日、職業などの身近なテーマから、手話の成り立ちや会話の基礎を学びます。また、手話の言語的な側面から、ろう者とのコミュニケーションやろう文化についても考えていきます。
本書は、視覚身体言語と音声書記言語の特性によって変化するコミュニケーション表現や思考について、手話通訳という存在・役割に着目し、「間」に立つものの視点やつたえ方、受け取り方、読み取りの技術を通して「つたえる、つたえあう」について、あらためて捉え直そうとするものです。
コミュニケーションについて手話通訳の視点から解きほぐそうとするパートとそれらの内容と連動する「Communication Card 」、手話通訳者・翻訳者による座談会やコラム、筆者・和田夏実がナビゲーターとして携わった「東京プロジェクトスタディ1|共在する身体と思考を巡って─東京で他者と出会うために─」 の実践で得た気づきなどで構成しています。
もくじ
はじめに
本書の構成
もくじ
わたしの世界
受け取るわたし
関係性の中で
視覚身体言語と音声書記言語を行き来する
それぞれの言語の中でコミュニケーションを発明する
言語と思考のあいだでゆらぐ
東京プロジェクトスタディ1
コラム イタコに似た仕事
コラム 伝える
おわりに