「演習|自分のアートプロジェクトを作る」ナビゲーターメッセージ(芹沢高志)
この10年間のアートプロジェクトを振り返り、新たな時代のアートプロジェクトのかたちを考えていく『新たな航路を切り開く』。その一環として開催する、「演習|自分のアートプロジェクトをつくる」の参加申込み受付が始まりました。
アートプロジェクトの立ち上げやディレクションに関心のある方を対象にしたこのプログラムでは、状況に対してどのような問題意識をもち、どのようにアクションしていけるのかを、アーティストやナビゲーターとのディスカッション、参加者同士でのワークを通して深めながら、自分のアートプロジェクトを構想していきます。
ナビゲーターの芹沢高志さん(P3 art and environment 統括ディレクター)のメッセージをお届けします。
自分の中から生まれる問いをつかまえる
アートとはまずもって、個人個人の内面にこそ、決定的に働きかけてくるものだ。自分自身の問題と向き合うための術であるとも言えるだろう。
今、私たちは、歴史的にみても大変な時代を生きている。どこに問題があるのかわからない、いや、そもそも問題があるのかないのか、それさえもわからない時がある。こういう時はひとまず立ち止まり、何が問題なのか、自分の心に問うてみる必要がある。
他人が言うからではなく、いかに些細な違和感であれ、自分個人にとっての問題を発見していくことが大切なのではないだろうか。自分にとって本当に大切な問いとはなんなのか?それを形として表現していくための力を、この演習を通して培っていければと思う。
ともに舟を漕ぎ出そうとする方々の参加を心待ちにしている。
【参加申込受付中:7月25日(月)12時まで】
「演習|自分のアートプロジェクトをつくる」詳細はこちら
※『新たな航路を切り開く』では、独自の視点から時代を見つめ、活動を展開している5名の実践者や、この10年の間に生まれたさまざまなアートプロジェクトの実践者に話を伺い、この10年のアートプロジェクトと社会との関係を紐解く映像プログラムを随時公開しています。
詳細>>
応答するアートプロジェクト|アートプロジェクトと社会を紐解く5つの視点
応答するアートプロジェクト|ケーススタディ・ファイル
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