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「体験を紡ぐ」ご紹介

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2017.06.10 レポート

先にご紹介した「言葉を紡ぐ」とともに「思考と技術と対話の学校」で新たに始まる連続講座。現在受講生を募集中の「体験を紡ぐ」をご紹介します。

アートプロジェクトを社会とつなぐ新たなアプローチを探ろう

「言葉を紡ぐ」のアドバンス編です。鑑賞者や参加者のアートプロジェクト体験をより充実させるにはどのような仕掛けが考えられるのか?運営の内側と外側の視点から、体験の質を高めるためのアプローチを探ります。アートプロジェクトの本質を捉えるために必要なことやアート表現/アーティストとの向き合い方を考えながら、プロジェクトや作品について語るガイドツアーやトークプログラム、活動を伝えるためのメディアづくりや場づくりなどの実践を試みます。

アートプロジェクトを「紡ぐ」(7月8日:合同プログラム)

「言葉を紡ぐ」と合同プログラムで連続講座をスタート。松田雅代さん、多田智美さん、三宅航太郎さんのトークにより、アートプロジェクトを「紡ぐ」活動の事例に触れ、その意義について考えます。
(参考ページ)「言葉を紡ぐ」ご紹介

紡ぐための準備運動

・クリエイティブな体験の仕掛け方とは:アーティストの実践例に学ぶ(7月15日)
・「体験を紡ぐ」ための基礎:各地の実践例に学ぶ(7月29日)

文化活動家/アーティストのアサダワタルさんをゲストに迎え、アートプロジェクトの紡ぎ方について、多様な事例を知ると共に、それぞれがどのような立場でどう紡いでいくのか、といったことについて考えます。
また、「体験を紡ぐ実践(ツアーガイド編)」の準備として、アートプロジェクト、場づくり、メディアづくりの事例になどについて知ります。

アサダワタル(思考と技術と対話の学校2014「基礎プログラム1」より)
横浜創造界隈で行われている多様な活動を伝える各種制作物

体験を紡ぐ実践(ツアーガイド編)

・フィールドワーク(リサーチ):アートプロジェクトと関係する「地域」に出会う(8月19日)
・フィールドワーク(プランニング):「体験を紡ぐ」プログラムを計画する(8月26日)
・フィールドワーク(実践):「体験を紡ぐ」プログラムを実施する(9月2日)

横浜創造界隈の各所をめぐりながら、黄金町エリアマネジメントセンターの水谷朋代さん、各地で活動する劇作家の石神夏希さん、建築家/オンデザイン代表の西田司さんなどに活動の事例やそれぞれの立場から横浜の文化拠点や多様なアートプロジェクトへの視点を聞き、横浜においてどのような「体験を紡ぐ」ツアーが実践可能かのプランニングを行います。
横浜市芸術文化振興財団、広報ACYグループ担当リーダー、プログラム・オフィサーの杉崎栄介氏にもアドバイスや情報提供を受け、「言葉を紡ぐ」受講生を参加者として迎えるツアーをそれぞれが実施します。

黄金町バザール(思考と技術と対話の学校2016「基礎プログラム1」より)Photo:Hajime Kato
杉崎栄介(思考と技術と対話の学校2014「基礎プログラム1」より)

体験を紡ぐ実践(企画編)

・「紡ぎ方」の多様性:ローカルメディアや場づくりの視点に学ぶ(9月23日)
・修了制作(随時)

編集者/千十一編集室の影山裕樹さんをゲストに迎え、修了制作を前に改めて体験の紡ぎ方について多様な事例を学びながら、それぞれが取り組む際のアプローチを考えます。企画編では、東京都内をフィールドに、紡ぐ対象(アートプロジェクト/アーティスト/アート活動など)と紡ぎ方(ツアーガイド、メディアづくり、場づくりなど)を設定し実践します。小さな実験を重ねながら最終形(修了制作)を目指します。スクールマネージャーによるサポートはもちろんのこと、受講生の企画内容に応じたゲストをお招きするなどフレキシブルに対応予定です。

なお、講義の多くはTARL事務局が置かれるノマドプロダクション事務所(文京区春日)のシェアスペースで行われ、修了制作における自主的な作業や打ち合わせなどでも活用いただくことができます。

影山裕樹編・著書『ローカルメディアのつくりかた:人と地域をつなぐ編集・デザイン・流通』『人と自然が響きあう都市のかたち 札幌国際芸術祭2014ドキュメント
プレイパーク・パーティーを考える日(思考と技術と対話の学校2016「基礎プログラム3実践プログラム」より)Photo:Ken Kato
ノマドプロダクション事務所 シェアスペース(文京区春日) ※準備中

スクールマネージャー:坂田太郎(P3 art and environment リサーチャー/サイト・イン・レジデンス)、野崎美樹(SLOW LABELプロジェクトマネージャー/コーディネーター)

なお、「体験を紡ぐ」受講生は、「言葉を紡ぐ」のゲストレクチャーの一部を聴講することができます。(「言葉を紡ぐ」受講生の「体験を紡ぐ」聴講は不可)

連続講座を通して、アートプロジェクトを「紡ぐ」視点を深めていただき、既にあるさまざまな事例、アプローチを知りながら、それぞれの手法で「体験を紡ぐ」力を身につけることを目指します。

調整中のゲストは決定次第、随時ウェブサイトに更新していきます。今後の発表をお楽しみに!

思考と技術と対話の学校「体験を紡ぐ」の受講申し込みは6月14日(水)正午まで!
詳細・申し込みはこちらのページをご覧ください。
http://tarl.jp/school/2017/taiken2017/

「思考と技術と対話の学校」校長・森司からのメッセージも掲載しています。
– [NEWS] (2017.6.3公開)「紡ぐ人」へ──思考と技術と対話の学校 森校長からのメッセージ

6月4日に開催した説明会のレポートと動画はこちらからご覧いただけます。
– [NEWS] (2017.6.6公開) 2017年度「思考と技術と対話の学校」説明会を開催しました(レポート)

そのほかよくあるご質問は、こちらの記事にまとめています。
– [NEWS] (2017.6.7公開)「思考と技術と対話の学校」連続講座Q&A/相談会について

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